エルネア王国史〜プレイ日記〜

スマホアプリ『ワールドネバーランド・エルネア王国の日々』のプレイ日記です。ジェイソン国在住。年代明記・ネタバレ配慮ほぼ無し。スマホからの投稿です。

4代目(20) 対バグウェル戦①

⚠️SS風プレイ日記(半分創作)です。バグウェルが悪役になっているので、ご注意下さい。

 

【王国暦229年②】

21日夕1刻。バグウェルと勇者アンネローゼの戦いが始まろうとしています。

「吐く炎は岩をも溶かし、鋭い爪は鋼をも引き裂く」と言われる龍。一瞬たりとも油断の出来ぬ相手です。

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開幕の儀式を終えて、龍が正面立ちに構えました。戦闘体勢に入ったのです。

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  「勇者アンネローゼよ。4年ぶりだな。どれだけ成長したか我に見せてみるがよい」

 

神官の右手が高く掲げられ、今闘いが始まりました。

 

1ターン目

叔母さまの強みは、その素早さにあります。一瞬のうちに相手の懐に潜り込んで一撃を加える。敵の攻撃を身を翻して躱す。八艘に飛び回る叔母さまを捕まえられる者は、そう多くはありません。

開始の合図と共に、叔母さまはバグウェルの元に飛び込みました。

 

一撃、二撃、三撃...。

叔母さまは次々と攻撃をしかけます。固唾を飲んで見守る観客達。会場に響くのは乾いた剣戟の音だけです。

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連続で刺突を繰り出す叔母さま、爪で攻撃を払いのけるバグウェル。両者の攻防が続きます。龍の鱗は盾よりも硬く、叔母さまの攻撃は功を奏していないようです。

刺突が煩くなったのか、龍が右手を振り上げました。叔母さまを横に薙ぎ払うつもりでしょう。鋭い爪が紅く不気味に光ります。

 

唸りを上げて襲い来るバグウェルの腕。叔母さまは身を屈めて掻い潜り、闘技場の床を蹴りました。

一瞬のうちに龍の懐に潜り込む叔母さま。刹那、時が止まりーー

 

ゼロ距離からくる斬撃!

 

切り上げた剣は、見事にバグウェルの腹に入っていました。

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「......4年前とは違うということか。面白い。少し本気を出すとしよう」

 

バグウェルは二度三度、翼を広げて羽ばたくと、凄まじい雄叫びを上げました。地獄の底から響き渡るような忌わしき咆哮。壁が小刻みに震え、松明の灯りが揺らぎます。龍が発する圧倒的な気が、人々の体に突き刺さります。

 

龍が攻撃を開始しました。

 

 

2ターン目

バグウェルの激しい攻撃に押されて、叔母さまは防戦一方になっています。龍の攻撃は重く、受け流すのは難しい。回避するにも限界があり、叔母さまの傷が増えていきます。

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持久戦はこちらが不利。短時間で決めなければ。

 

バグウェルが大振りした後の隙を狙い、叔母さまが反撃に転じました。横に飛んで攻撃を避け、そのまま壁を蹴って龍の後ろに回り込みます。狙いは一点バグウェルの首。

 

「フン、甘いな」

 

その攻撃は読まれていました。宙を舞う叔母さまに巨大な緑の手が迫ります。鈍い金属音がして、彼女は鷲掴みにされました。捕らえられてしまったのです。

 

華奢な体が龍の右手に締め上げられます。 

「降参するなら今のうちだぞ」

「...誰が......!」

「強情な奴め。まあ女が苦しむ姿を見るのも悪くない。いつまで保つかな」

 

バグウェルは指に力を込めました。鎧の軋む音が観客席まで響いてきます。叔母さまの端正な顔が歪みました。このままでは鎧ごと握り潰されてしまう。どうしたら。

 

しかし、叔母さまの目は死んでいません。震える手で小さな筒を取り出しました。あれは魔導カートリッジ!

 

「ソードバースト!」

 

足元に浮かび上がる魔法陣。魔法がバグウェルの顔面に炸裂しました。龍の顔が炎に包まれ、右手が思わず弛みます。

叔母さまは脱出に成功しました。

  

「おのれぇ... よくも我の顔を。許さぬ...  絶対に許さぬぞ」 

バグウェルの血が床に落ちて赤いしみを作っていきます。爆発は龍の右目の視力を奪っていました。

 

 

3ターン目

バグウェルの右目側が死角だ。

そちらを狙って叔母さまは攻撃を繰り出します。基本の戦法は一撃離脱。片目では飛び回る彼女を捉えることはできません。

 

距離感が掴めず業を煮やしたバグウェルは、範囲攻撃に切り替えました。龍の口から灼熱の焔が吐き出されます。渦を巻いて襲い来るそれを、叔母さまはバックステップで躱します。

 

「ならばこれならどうだ?」

 

連続で吐き出される焔。床や壁が焦がされて、あちこちから火の柱が上がりました。壁のタペストリーにも燃え移り、騎士隊の紋章が焼かれていきます。

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荒れ狂う焔と熱風の中で、叔母さまは逃げ場を喪っていきました。

 

もはや長くは持たない。起死回生を図るため、狙うはゼロ距離、装甲の弱い腹部です。ここは初撃と同じ場所に斬り込むべきでしょう。

 

 

バグウェルの吐く焔を右に左に避けながら、叔母さまは龍に接近します。龍が左腕で放った横薙ぎを掻い潜り、至近距離から一撃を......

 

「我に同じ手が通じると思ったか?」

 

どんな達人でも技を放つ瞬間は無防備になる。バグウェルの右の拳が、まともに叔母さまの腹部に入っていました。

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《対バグウェル戦②に続く》