エルネア王国史〜プレイ日記〜

スマホアプリ『ワールドネバーランド・エルネア王国の日々』のプレイ日記です。ジェイソン国在住。年代明記・ネタバレ配慮ほぼ無し。スマホからの投稿です。

4代目(24) 恋が実る時

4代目

【王国暦229年⑥】
爽やかな朝。うーん、今日もいい天気♪
寝室のカーテンを開けると、冬晴れの澄んだ空が広がっています。

今日は手早く仕事を終えて、バーンさんを幸運の塔にお誘いしなくては。「付き合って下さい!」って言ったら、彼は何て仰るかしら?「今更ですよ」って笑うかしら。

その前に、塔に誘う時の台詞も問題よね。「今、暇かしら?」だと、暇潰しみたいになってしまうし...。 やっぱりアレかな。


そうそう。コレコレ...... って、ひゃっ⁉︎ バーンさん⁉︎ いついらっしゃったの? てか、ここ、わたくしの寝室!

「僕と一緒に来てくれますね。さ、急いで」
わたくしの手を掴んで引っ張る彼は、いつになく強引です。
「ま、待って。出かけるなら着替えを。それより何処へ⁉︎ わたくし、まだ今日の分のお仕事を...」
「服はそれでいいし、仕事は後でいいから。......少し黙って」


半ば引き摺られるように、あっという間に邸宅の外へ。庭園や街角広場にいた友人たちが、目を丸くして見ています。

「バーンさん待って! みんなこっちを見てる」
「見せてるんですよ。......特に、貴女に朝から会いに来る人たちにね」
「......え?」




「さあ、着きましたよ」

ここは...... 幸運の塔。
1年中花が咲き乱れる恋人たちの聖地。ここに来たということは...。


エヴァさん」
一陣の風が吹き抜けて紅の花弁を揺らしました。そのうちの幾枚かがひらひらと舞い降りて来ます。
「僕は、貴女のことが好きです。今更と思われるかもしれませんが、僕と付き合ってくれませんか?」


あ.........!


胸の奥から喜びがこみ上げて来ます。自分から言うつもりではあったけれど、彼から告白されるのがこんなに嬉しいことだったなんて。

ええ、もちろん! わたくしも貴方のことが好きですわ。

想いを伝え合った恋人たちの時間。わたくしは彼の逞しい腕にそっと体を寄せます。
「わたくしも... 今日告白しようと思っていたの」
エヴァさん...」
「バーンさんったら凄く強引なんですもの。わたくし驚いてしまいましたわ」
「昨日、貴女が凄くモテると聞かされて... 他の男に取られたら...と居ても立っても居られなかった。......お嫌でしたか?」
「いいえ。わたくし... 嬉しかった」


バーンさんの手がわたくしの顔を持ち上げます。彼の唇がゆっくりと近づいてきて、わたくしはそっと瞳を閉じました。


チュッ。


わたくしのおでこに軽いキス。ーーえ?おでこ?
「ギャラリーがたくさんいますからね。僕は見せ付けたいんですが... 貴女は、衆人環視の中で初めてのキスなんてお嫌でしょう?」

衆人環視って......
まぁ! あっちにもこっちにも知った顔が。ジュニアータさんや弟のビッテンまでいるなんて!


「本当のキスは2人だけの時にね」

彼は、わたくしにだけ聞こえる声でこそっと言うと、弟たちの方へ歩いていきました。