エルネア王国史〜プレイ日記〜

スマホアプリ『ワールドネバーランド・エルネア王国の日々』のプレイ日記です。ジェイソン国在住。年代明記・ネタバレ配慮ほぼ無し。スマホからの投稿です。

4代目(29) 新婚の日々

4代目

⚠️一部にR15に相当する表現が含まれています。閲覧の際はご注意をお願いします。


【王国暦230年⑤】

小鳥の囀りで目覚めた朝。
エヴァさん、おはよう」
寝室で、バーンさんが飲み物の準備をしています。
「起き上がれますか? 今、紅茶が入りますよ」
「あ... あの、わたくし...」


寝乱れたベッド。シーツを巻き付けただけのわたくしの体。昨夜のことを思い出すと恥ずかしくて居た堪れなくなります。こういう時は、一体どんな顔をすれば良いのでしょう。

顔を桜色に染めて俯いてしまったわたくしに、彼がそっと近寄ります。
わたくしの唇に優しく触れるだけのキスをして。
「下で朝食を作って待っています。服を着てからゆっくりいらっしゃい。食べたら一緒に出掛けましょう」
そう言って、彼は階下に降りて行きました。


◇◇◇◇◇◇◇

食事の後で、二人が出掛けたのはニヴの丘です。

「ここに来たのは初めてですわね」
「そうですね。貴女と結婚したら最初にここに来ようと... 今まで取っておいたんです」

バーンさんは、そっとわたくしの手を握りました。わたくしも彼の手を握り返します。

「僕はこの場所が好きなんです。......大侵略時代にアンゲロスと闘った巨人族。闘いが終わった後、ドルム・ニヴと彼の家族だけはこの地に残った...」
「......亡くなる際に自らを岩に転じたんですわね」
「そう。彼は輪廻を断ち切る道を選んだんです。生まれ変わるのではなく、この地で物言わず皆を見守る道を選んだ。何故そちらを選んだのか。彼に思いを馳せるのが... 好きなんですよ......」

王国を見守っているニヴの岩。彼の大いなる愛に、今も尚、国全体が包まれている。
わたくしたちは満ち足りた思いで、黙ってそれを見つめていました。

「......そろそろ帰りましょうか。次は僕たちの子どもと...3人でここに来たいですね」


◇◇◇◇◇◇◇


2人の新婚生活は始まったばかり。同じ食卓で同じ物を食べ、同じ家に帰って同じベッドで眠る。日常の一つ一つのことが、驚きと感動に満たされています。

その日の夜。わたくしは洗い物をしながら考え事をしておりました。
『次は僕たちの子どもと3人で...』
昼間聞いた言葉が、頭の中を巡っています。


子ども。子どもかぁ...。
わたくしも早く子どもが欲しい。

そのためには.........しないとなんだけど
いつも受け身じゃいけないわよね。
恥ずかしいけど勇気を出さなきゃ。


拭き上げた皿を棚にしまい、書斎にいる彼の所へ向かいます。

エヴァさん...... その誘い方はちょっと......」
「............お嫌でしたか?」

恥ずかしさに顔が赤くなるのが分かります。涙目でおずおずと見上げると、笑いを堪えるバーンさんが見えました。

「嫌だなんてとんでもない。さっそく寝室に行きましょうか」
「 」
エヴァさん、返事は?」
「......はい、バーンさん」
「違いますよ。ゆうべ教えたでしょう? 」

柔らかな口づけをして、彼はやり直しを命じます。

「......エヴァさん、寝室に行きますよ」
「.........はい、あなた...」


二人だけの甘く長い夜が始まりました。
赤ちゃんがやってくるのは、きっともうすぐ。